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「書ける人」になるブログ文章教室 [ソフトバンク新書]

「書ける人」になるブログ文章教室 [ソフトバンク新書]

山川健一

「書ける人」になるブログ文章教室 [ソフトバンク新書]

定価: ¥ 735

販売価格: ¥ 735

人気ランキング: 43292位

おすすめ度:

発売日: 2006-11-16

発売元: ソフトバンククリエイティブ

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



古典的文章法とブログとのミスマッチ
ブログの本は多数あるが,文章のかきかたについての本はほとんどない.したがって,本書は希少なものだといえる.とはいっても,本書ではブログの文章を特別なものとかんがえているわけではなく,まずコラムとエッセイに分類し,エッセイのかきかたとして「枕草子」,「方丈記」,「徒然草」という 3 つのコースからえらぶことをすすめている.非常に古典的な分類だといってよいだろう.しかし,文章法について書いているにしては文章構成について書いてないのが弱点である.後半はブログの内容を出版することからはじまり,小説のかきかたまで書かれている.



全体をとおしてみると,中途半端だという印象がぬぐえない.エッセイはともかくコラムはどう書けばよいのかもよく書いてない.著者は小説家なので小説へのおもいいれが書かれているが,ブログをもとにしてどうやって小説が書けるのかもわからない.著者の文章とくに小説に関する古典的なかんがえかたとブログというあたらしいスタイルとのミスマッチを解くことができない.



日本語を鍛える必要がある。
今のブログは記事かコラムかエッセイのどれか。

とはいえ、まずは基本となる言葉、すなわち自分自身の

日本語を鍛える必要があります。

ブログに関わらず、文章とは、皆が知っている言葉の

組み合わせで表現されるからです。



本書では、日本語を鍛える方法として、自分の好きな

世界について「ノートをとる」ことを推奨しています。

好きな世界の先達の言葉を暗唱できるくらいまで書いて

吸収して自分の言葉で表現できるようにすること、

これが「日本語を鍛える」こととのこと。

自分一人では成長を実感しにくいからこそ、本書のように

ブログを通じてフィードバックを貰うとよいのでしょう。



文章を書く力を伸ばしたい方にお勧めです。



未だ見たことがないブログ文学
「書ける人」になるためには当然文章を構築するスキルが必要となる。しかし、その前段で必要なことは「何についてあなたは語れるのか」ということである。これを山川氏は「想い」あるいはエモーションと呼ぶ。その「語るべきこと」をどう見つけるかこそが続くブロガーへの第一歩だといえるだろう。やや抽象的であるが山川氏の若干のノウハウは参考になるかもしれない。



しかし、ブログ文学は登場しただろうか?『生協の白石さん』や『実録鬼嫁日記』という出版物を文学と呼ぼうとする試みには懐疑的にならざるを得ない。なぜならそれは明らかに消費される出版物に他ならないからだ。文学ってそんな甘いもんじゃないだろう山健さん。

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